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Higashi-Tsukikuma community center東月隈公民館・老人いこいの家

「人の目によるセキュリティ」 敷地は高層集合住宅が建ち並ぶ住宅地の交差点に面している。道路をはさんだ向かい側には、半円形の広場と児童公園があるという、郊外によく見かけられる風景だ。郊外生活では車での移動が中心になる。集合住宅の足元には広い駐車場が必要となり、道路脇に商店などのないまちは、昼間でも人影がまばらで車だけが通り過ぎる。通りから人々の生活も見えにくく、こうした要因はまちの体感治安を低下させる。そんなまちに安心感を与え、いつでも人が集まる場所をつくりたいと考えた。 建物は、駐車場をなるべく広く確保するため、北側の通りに沿って配置した。通りに面した外壁は、黒い列柱とガラスのスクリーンで構成されている。そのため、室内からまちを見渡すことができるし、外からは中の様子を見ることができる。夜には部屋の明かりがまちを明るく照らし、人の目をもったまちのセキュリティライトとして機能する。 駐車場には芝生や樹木が植えられ、細長いぬれ縁とともに庭としてもしつらえられている。ここに高低差を吸収する勾配をとることで、隣の市営団地からも容易にアクセスできるようになった。吹き抜けを持つ開放的なロビーは、1、2階の全ての部屋を空間的に結びつける。イベント時には1階の建具を開け放し、一体的な使い方をすることもできる。階段と廊下はギャラリーに、踊り場はステージにもなるだろう。2階の講堂と学習室の天井には大きな高窓があり、明るく開放的な空間になっている。和室につながるウッドデッキのテラスは、ロビーへと光を落とす。 目的を持って訪れる人だけでなく、学校帰りの子どもたちや近所のお年寄り、買い物帰りの人たちを迎え入れ、まちのサロンのような公民館になることを期待している。

Under construction.

Project detail
構造structure
鉄筋コンクリート(RC造)concrete
場所area
福岡県福岡市 fukuoka fukuoka-shi
床面積floor space
621㎡
竣工年year
2005
竣工写真photo
Kouji Okamoto
設計design
末廣香織+末廣宣子/
NKSアーキテクツ
Kaoru Suehiro + Noriko Suehiro/
NKS Architects